現在、昨年から続くコロナ禍で世界は大変なことになっています。
日本も例外ではなく、新型コロナウイルスは私たちの生活と隣合わせに存在しています。
もちろん、マスク、手洗い、うがい、消毒は欠かさずしているのですが、どこか他人事のように感じていた私。
つい先日、保育園から職員が新型コロナウイルス陽性になったとの連絡が入りました。

もう隣に新型コロナウイルスがいるのだと実感し、それと同時に恐怖も覚えました。
「もし実際に身近な人が新型コロナウイルスに感染したらどうなるのだろう?」と不安を感じている人も多いと思います。
そんな方のために、保健所や保育園の対応、仕事の仕方の変化など、身近な人が新型コロナウイルス陽性になった時の対応などレポートしたいと思います。
保育園職員の新型コロナウイルス陽性のお知らせ

現在、私の住んでいる県は緊急事態宣言下にあります。
いつ、だれが、どこで新型コロナウイルス感染者になってもおかしくない状況です。
しかし、この状況に慣れてきてしまい、どこか他人事のように感じていました。
ある日の昼過ぎ、保育園から一斉にメールが届きました。
「本日、当園の職員が新型コロナウイルスに罹患していることが判明しました。」
一瞬ドキッとし、「とうとう来たか」と比較的冷静に受け止められました。
私の身近な人物から新型コロナウイルスの陽性反応が出たのは初めてのことでした。
しかし連日、感染者数の多さが報道されていたので、どこか冷静にいられたのだと思います。
保健所・保育園の対応について
第一報のメールでは、
- PCR検査が陽性となった職員は無症状で自宅待機中であること
- 保健所からは直ちに休園するような指示はないこと
が書かれていました。
その日の夕方、続報のメールがまた一斉に届きました。
そこには、以下のことが書かれていました。
- 保健所の調査・聴き取りの結果、濃厚接触者の職員・園児にPCR検査が必要であること
- 市より臨時休園の指示があったこと
- 臨時休園の期間は、職員の陽性を確認した次の日からの4日間であること
- PCR検査の結果によっては再延長する可能性があること
- 休園期間中に保健所の調査と園内施設の消毒をすること

保健所の対応を待ってから、保育園は対応することになるのですが、保育園の対応はかなり迅速でした。
保健所の対応は少々遅いのかなといった印象を受けました。
緊急事態なので大変でしょうけど、保護者側も仕事との兼ね合いがあるので、もう少し速いと有難いですね。
新型コロナウイルス陽性の職員は誰なのか?
陽性となった職員が誰なのか?
正直それは気になることですよね?
別にその人を見つけ出し、犯人扱いして、さらし者にするつもりなんて全くありません。
ただ、自分の子供の担任の先生だったらどうしよう、、、。
それだけが気がかりでした。
陽性となった職員が誰かについては、個人情報への配慮から一切非公表とされました。
今後、園児や保護者等が陽性となった場合も同様の対応を行うとのことでした。

そりゃそうですよね。
保育園の保護者には色々な人がいますから、陽性となった職員の方を犯人扱いし、さらし者にする人がいてもおかしくありません。
無症状なのにPCR検査を受けた経緯
今回、陽性となった職員は無症状だったそうです。
じゃあ、なぜPCRを受けたのか?
そこが気になりますよね?
やはり、同様に他の保護者の方も気になっていたようで、PCR検査を受けた経緯を保育園側が教えてくれました。

きっと陰性だから大丈夫といった感じで何気なく検査を受けたんでしょう。
結果を聞いた本人がきっと一番ビックリしたと思います。
でもそこで、PCR検査を受けていなかったら、今も陽性だけど無症状のまま仕事をしていたことになります。
それを考えると少しゾッとしますね。
私の息子も去年の大晦日にPCR検査を受けました。
その日は40℃近い高熱が出て、小児科医を受診しました。
事前に電話で高熱があることを伝えていたので、別室で待機するように言われました。
診察の結果、インフルエンザ、アデノウイルス、新型コロナウイルスの3つの検査を受けることになりました。
新型コロナウイルスの検査を受けるとき、同意書を書くのですが、その同意書の内容を読んでいるとPCR検査を受けることが怖くなりました。
もし子供が陽性だった場合、まず今後の体調の心配や周りの人に迷惑がかかるなあとか、新年早々隔離生活をしなくてはならないなあとか、本当に色々なことが頭を巡りました。
検査の際、防護服に身を包んだ先生を見て、新型コロナウイルスの危険性を実感しました。
結果、アデノウイルス陽性で、他は陰性でした。
アデノウイルスも厄介な病気なので、安心するのも変ですが、新型コロナウイルス陰性でホッとしたのを覚えています。
子供は濃厚接触者なのか?

親ならば一番気になるのは、子供が濃厚接触者なのか、つまりPCR検査を受けなければならないのかどうかです。
それによっては、子供の体調の心配のみならず、親である私たち自身の体調・仕事・行動も心配しなくてはなりません。
保育園からのメールでは、PCR検査の対象者には、保育園から個別に連絡がいくと書いていました。
PCR検査は保育園職員の陽性確認の第一報メールから4日後に実施されるとのことで、今のところ連絡が来ていないところを見ると、子供は濃厚接触者ではないのだと安心しました。
幸か不幸か、第一報メールが来るちょうど1週間前から、息子が中耳炎をこじらせて、保育園をお休みしていました。
仕事を休むこともありましたが、実家の母親が手伝いに来てくれていたので、保育園に預けることなく仕事に行く日もありました。
そのため濃厚接触者にはならずに済んだので、結果オーライでした。
保育料の減免

休園期間の保育料はどうなるのか?
休園で保育園に通えないのに、保育料を納めるのも変な話です。
それに関して市から書面によって連絡があり、休園期間中の保育料は日割り計算によって減額されるとのことでした。
保育園を通じて保育料の返還のお知らせが来るので、個別に減免の手続きをする必要はないそうです。
これは、住んでいる市町村によって対応が違うと思うので、もしもの場合は、その市町村に従うのがいいと思います。

前年度(薬局勤務時)の給与をもとに保育料が計算されているので、今の私には結構高いんですよね。
今は前の給与の半分くらいしかもらってないので、保育料の返還はかなり助かります。
ちなみに、10日間の休園だったので、日割り減額分は21,420円でした。
休園から1ヵ月後の保育料から減額されていました。
濃厚接触者のPCR検査の結果
PCR検査対象者は何人いるのかは不明ですが、小グループに分けて時間をずらして検査を行うとのことなので、結構人数はいるのでしょう。
濃厚接触者のPCR検査の結果は検査の翌日に分かりました。
職員なのか園児なのかは不明ですが、2名の方が陽性だったようです。
それによってさらに3日間休園が再延長になりました。
休園の再延長最終日の18時ごろに、休園期間中に保健所の調査が終わらなかったため、休園を再々延長するとお知らせが届きました。
そのため、さらに3日間休園となりました。

休園最終日の18時くらいまで休園を再延長するかどうかの連絡が来ないのは、仕事をしている親からしたら困りますね。
それなら最初から長く休園しておいてもらっていた方が、仕事の調整もしやすいのになあとは思いました。
その後も保健所の調査等の結果よっては、休園延長の可能性もあるとのことでした。
今回陽性となった数名の方は責任を感じて、口々に申し訳ないと話しているそうです。
でも新型コロナウイルスは目に見えないし、自覚症状もないこともあるので、みんなも知らないうちに罹患している可能性は大いにあります。
感染対策を全くせずに、遊び歩いて、新型コロナウイルスに感染したわけではないので、責任を感じる必要はありません。
保護者もそれをきちんと理解しているため、不平不満を言わず、むしろ職員の方を気遣っている人がほとんどだと思います。

皆さんも with CORONA でこの国難を乗り越えましょう!
突然の休園で、子供の世話と仕事はどうなる?

仕事を休めば、子供の世話は出来ます。
でもそんなに急に長期間休めないのが、今の日本の社会ですよね?
保育園が突然休園になったので、まず子供の世話をどうするかについて家族会議が行われました。
選択肢として、
- どちらかが仕事を休む
- どちらかの両親にお願いする
- 私の姉にお願いする
- ベビーシッターに預ける
- 一時預かり保育に預ける
が挙げられました。
まず、ベビーシッターや一時預かり保育を調べたら、事前登録や面談が必要なところも多くあり、その上、子供が人見知りのため、現実的ではないと思い、却下。
どちらかが仕事を休めば済むことなのですが、明日から長期間休みますと言って、簡単に「はい、どうぞ」というわけにはいきません。
夫は会社員で有休を使って休むことはできます。
一方、私はダブルワークのパートタイマーなので、働かなくては給料は発生しません。
大学の研究補助員の仕事は、休むとその分研究が遅れるくらいで、同僚もいないので、休むことに関してはかなり融通が利きます。
予備校講師の仕事はマンツーマンなので、簡単に休むことはできないですが、日にちを変更するかもしくはオンライン授業を自宅から行うかのどちらかになります。
ただ、在宅でのオンライン授業は子供の面倒を誰かが見てくれているから成り立つものであって、じっとしていられない年齢の子供の面倒を見ながら仕事をするのは不可能に近いことです。
そこで、どちらかの両親(息子にとっては祖父母)に頼む選択肢を考えてみました。
夫の両親は近くに住んでいるのですが、孫の世話に関しては消極的な考えを持っているので、おそらく難しいだろうということで却下。
近くに住んでいる姉にも頼もうと思っていたのですが、ちょうど姉の子供も風邪をひいていて、姉も仕事をどうするか考えている時でした。
そこで、いつも手伝いに来てくれる実家の母親にお願いし、姉と私の子供を一緒にお世話してもらうことにしました。
私たち家族が住んでいるのは、大和ハウスの賃貸住宅「D-room」で2階建ての一軒家です。
そのため、1階では子供たちと母が過ごし、2階で存在を消しつつオンライン授業を行うことができました。
正直、普通のマンションだと子供が部屋に入ってきて、オンライン授業どころではなかったと思います。
保育園入園を機に、家賃は高いけど引っ越して良かったと心底思いました。
予備校の授業の準備は、日中はできないので、お昼寝時間や深夜、早朝など子供が寝ている時間にまとめてしていました。
そのため、休みなのにわりと寝不足になりました(泣)
大和ハウス賃貸住宅「D-room」に関する記事はこちら👇 Coming Soon♪
保育園開園と今後の新型コロナウイルス対策について
保育園は、予定より1日早く開園することになりました。
1日前倒しの開園のため、おやつや昼食に関しては現在対応できるメニューに変更されていました。
しかし、通常、延長保育の園児用に提供さている夕食は用意できないとのことでした。
開園当日は、来た園児の数も少ないように感じました。
当初の予定で仕事を調整している保護者が多く、自宅保育をされたからだそうです。
今まで、保育園では新型コロナウイルス流行後はマスク着用やアルコール消毒など感染対策を徹底していました。
仕方ないですが、様々なイベントも中止になってきました(泣)
1回目の緊急事態宣言後1ヵ月くらいは保護者の送迎は玄関前までとなっていたのですが、それ以降は保護者1人なら教室に入って準備をしてもいいことになりました。
2回目の緊急事態宣言が出される1ヵ月くらい前から連日の感染者数増加のため、予定されていた保育参観や面談が全て中止となりました。
そこへ、保育園職員の新型コロナウイルス陽性が確認され、ここまで保育園側も頑張ってきたにも関わらず、感染が防げない状況なのだと実感しました。
今後は、これまで以上に消毒・換気・マスクの着用を徹底し、合同保育の見直しもしていくとのことでした。

保育園開園初日の迎えの時、子供が触る外の手すりも消毒してくれていました。
まとめ
今回の出来事で日常がいかに大切であるかを思い知らされました。
今後も新型コロナウイルスが終息しない限りは、心から安心することはできません。
こういった非常時に子供の世話をどうするか、仕事はどうするかを、常日頃からパートナーや職場と話し合っておくことが必要だと改めて実感しました。
いざという時にすぐに利用できるように、ベビーシッターや一時預かり保育などを事前に利用しておくのもいいかもしれないですね。

感染を拡大させないために、今後もマスク、うがい、手洗い、消毒を継続して対策をとっていきましょう。
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