昨年、会社員からダブルワーカーになりました。
そのため、今年、確定申告を初めてすることになりました。
今までは会社に丸投げにしていたので、確定申告って何?食べられるの?状態。
色々調べて手探りの中、やっと確定申告が終わりました。
今後もダブルワーカーとして働く予定なので、確定申告とは長い付き合いになりそうです。
それに確定申告は年に1度のことなので、きっと1年後にはやり方を忘れていると思います(笑)
そこで、自分への健忘録も兼ねて、ダブルワーカーで初めての確定申告をする方のために、確定申告の流れを画像で解説していきたいと思います。
👇すぐに確定申告の流れを知りたい方は目次の「4.」に進んでね👇
そもそも確定申告って?
確定申告とは、前年1月1日~12月31日までの1年間の所得を確定させ、税務署に納税額を申告することです。
つまり、「1年間でこれだけの所得があったので、これだけの所得税を払います」と申し出ることです。
確定申告を行うことで払い過ぎた税金が戻ってくる可能性があります!
通常、毎年2月16日~3月15日の期間で確定申告を行います。
しかし令和2年度は4月15日まで期間が延長されているので、まだ確定申告がお済でない方は急ぎましょう!
この期間中は、税務署はもちろん、確定申告会場でも確定申告ができます。
しかし、コロナ禍でわざわざ人混みに行きたくない方、税務署に忙しくて行けない方もいるでしょう。
安心してください!
そんな方のために、オンライン(パソコン、スマホ)や郵送でも確定申告は可能です。
これなら税務署や確定申告会場が開いていない土日祝や時間外でも確定申告書を提出することができます。
初めての確定申告でよく分からないという方は、税務署か確定申告会場に行くと、係員の方が手取り足取り丁寧に教えてくれます。
確定申告が必要な人ってどんな人?
私のようなダブルワーカーであれば、確定申告は避けては通れません。

初心者
じゃあ、他にどんな人が確定申告しなくてはいけないんですか?

気になりますよね?
それでは、どんな人が確定申告する必要があるのかを確認していきましょう!
確定申告が必要な人
- 会社に所属せずにフリーランスで働いている人
- 年度途中で退職した人←私はこれ!
- 2カ所以上から給与を受けている人←私はこれ!
- 家賃収入などの不動産所得がある人
- 給与所得以外の副収入の合計が20万円を超える人
- 年収が2000万円を超える給与所得者
等があります。
自分が該当するかどうかを国税庁のホームページで確認しましょう。
確定申告をすると得する人
会社員は確定申告とは無縁だと思っていませんか?
それもそうですよね。
通常は自分で所得税や住民税を納めることはありません。
会社が代わりに毎月の給料から所得税を「源泉徴収」し、そして年末に「年末調整」を行うことで所得税の納税手続きを行ってくれているからです。
つまり、納税のために必要な手続きは、原則として会社が行ってくれています。
しかし、会社員でも確定申告の必要がある人、確定申告をすると得する人がいます。
所得控除がある会社員の方は確定申告で還付金が受け取れる可能性があります。
代表的な所得控除は、
- 医療費控除←私達家族はこれ!
- 寄付金控除←夫はこれ!
- 住宅ローン控除(1年目)
などがあり、該当する場合は忘れずに確定申告しておきましょう。
医療費控除
家族全員分の医療費が年間10万円もしくは所得(200万円未満の場合)の5%以上かかった人は、医療費控除の申請をすると還付金を受け取れる可能性があります。
医療費として認められるものは多くあります。
例えば、治療費はもちろん、通院でかかった交通費、ドラッグストアで購入した薬代も加算できます。
治療のため費用は全て対象ですが、健康維持や予防の費用は対象外になるので注意して下さい。
そのため、レシートや領収書はきちんと保管しておきましょう。
確定申告後も5年間は領収書を大切に保管しておいて下さい。
私自身が会社員の時、確定申告はしなくていいものという認識でした。
そのため、妊娠・出産を経ているにも関わらず、医療費控除の申請はしていませんでした。
というか、医療費控除なんて知りませんでした。
この度、確定申告をしなくてはいけなくなり、その時に初めて医療費控除を知りました。
そこで分かったことは、医療費控除は過去5年分さかのぼって申請できるということ!

出産したのは3年前だから、まだ間に合うじゃ~ん!
医療費控除のことを忘れていた方、そもそも知らなかった方、まだ間に合います!
医療費の領収書があればできるので、持っている方は申請しておきましょう。

初心者
領収書なんて全部捨てたよ。
どうしよう、、、。

その場合は、医療機関や薬局に領収書を再発行をお願いしてください。
通院した記憶のある医療機関や薬局に問い合わせてみましょう。
寄付金控除
寄付金控除の対象となるふるさと納税は、寄付した金額に対しての控除や還付を受けることができます。
控除や還付を受ける方法は、
- 確定申告
- ワンストップ特例制度を利用(確定申告不要)
の2つがあります。

初心者
そもそも、ワンストップ特例制度って何?
ワンストップ特例制度とは、確定申告をしなくても、ふるさと納税の寄付金控除を受けられる仕組みのことでです。
申請条件は、確定申告や住民税申告をする必要のない会社員で、年間寄付先が5自治体以内の人に限ります。
基本的にワンストップ特例制度を利用している方は確定申告は必要ないですが、
- 1年間に寄付した自治体数が6自治体以上
- 寄付した自治体のうち、1カ所でもワンストップ特例の申告書を提出できなかった
- 医療費控除などの申告が必要
上記のどれか1つでも当てはまる場合は、確定申告が必要になります。
確定申告をするとワンストップ特例制度が無効になるので、すべてのふるさと納税の寄付金控除を再度申請する必要があります。
再度申請しないと、ふるさと納税に関する控除や還付は適用されません。
つまり、純粋な寄付をしたことになります!
純粋な寄付も悪いことではないですけど、寄付金控除&返礼品のためにふるさと納税している方がほとんどでしょう。
年末調整後に変更があった場合
年末調整後に変更があった場合は、確定申告が必要になります。
- 年末調整後に結婚した場合
- 配偶者控除
- 配偶者特別控除
- 年末調整後に親や祖父母の面倒を見始めた場合
- 扶養控除
などの申請をすると、還付金が受け取れる可能性があります。
確定申告に必要なもの
今年度はe-Taxによる確定申告を行ったので、インターネットで確定申告する際に必要なものを紹介します。
- マイナンバーカード又は税務署から発行されたID・パスワード
- 源泉徴収票
👇該当者のみ必要👇
- 医療費の領収書(医療費控除)
- 自分が該当する控除のために必要な書類
e-Taxによる確定申告の流れを画像で解説!

初心者
そもそも、e-Taxって何ですか?
e-Taxとは、所得税、消費税、贈与税、印紙税、酒税などの申告や法定調書の提出、届出や 申請などの各種手続をインターネットを通じて行うことができる国税電子申告・納税システムのことです。
確定申告を行う際は、確定申告会場や税務署に足を運ぶことも出来ます。
しかし、わざわざ会場に行かずとも自宅からe-Taxを利用してインターネットで申告できます。
作成した申告書データをe-Taxを利用して送信すると、
- 印刷せずに申告が完了
- 源泉徴収票などの添付書類の提出不要
- 24時間受付可能
- 還付がスピーディ
- 作成した申告書の控えはPDF形式で保存可能(自宅で保管する必要あり)
等々、良いことづくめです。
ぜひ、e-Taxを利用してみて下さい。

それでは画像と共にe-Tax利用による確定申告の流れを見ていきましょう。
- まず、国税庁の令和2年分確定申告特集のページへ行く。
- 確定申告でe-Taxを利用する際は、「確定申告書等の作成はこちら」をクリックする。

- 確定申告書を作成するため、「作成開始」をクリックする。

- マイナンバーカードを持っている方は①を、マイナンバーカードを持っていない方は②をクリックする。
※②を選択する場合は、ID・パスワードを税務署(対面)で発行してもらう必要あり※

今年度はマイナンバーカードを持っていなかったので、②のID・パスワード方式を紹介します。

- e-Tax利用するにあたって推奨環境が整っているかを確認するため、「WindowsとMacintoshの両方の推奨環境を確認する場合はこちら」をクリックする。
- 推奨環境に問題ない場合、「利用規約に同意して次へ」をクリックする。
※推奨環境の設定方法はこちらからどうぞ!Coming Soon♪

- 税務署から発行してもらったID・パスワード方式の届出完了通知に書かれている「利用者識別番号(ID)」と「暗証番号(パスワード)」を入力し、次へをクリックする。

- 「令和2年分の申告書等の作成」を選択し、「所得税」をクリックする。
「作成開始」をクリックし、確定申告書の作成を開始する。


- 生年月日を入力し、「e-Taxにより税務署に提出する。」を選択する。

- 申告内容に関する質問に答え、「次へ進む」をクリックする。

- 給与所得の「入力する」をクリックする。

- 年末調整済みの源泉徴収票を準備し、「入力する」から必要事項を入力していく。

- 年末調整済みでない源泉徴収票を準備し、「入力する」から必要事項を入力していく。
入力終了後は、「次へ進む」をクリックし、別のページ移ったら「入力終了(次へ)」をクリックする。

- 所得控除がある場合は、該当する所得控除の「入力する」から必要事項を入力していく。
※医療費控除の入力方法はこちらからどうぞ!Coming Soon♪

- 税額控除などがなければ、「入力終了(次へ)」をクリックする。
計算結果の確認をし、入力された内容に問題なければ「次へ」をクリックする。

- 住民税等の入力がなければ、「入力終了(次へ)」をクリックする。
指示に従い、銀行の口座番号などの必須事項を入力し、「次へ進む」をクリックする。

- マイナンバーを入力し、「次へ進む」をクリックする。

- 名前と利用者識別番号に間違いがないかを確認し、「次へ進む」をクリックする。

- 「帳票表示・印刷」を確認してから「次へ進む」をクリックする。

- 暗証番号(パスワード)を入力し、「送信する」をクリックする。

- 送信結果の内容&受付結果を確認したら、終了!

お疲れさまでした!
まとめ
いかがでしたか?
これで毎年の確定申告は問題なしですね!
来年は、これを見ながら進めていこうと思います(笑)
今回は、ダブルワーカー(源泉徴収票2枚)の私がID・パスワード方式によるe-Taxを利用してパソコンで確定申告を行った流れを紹介しました。
所得控除に関しては、医療費控除のみを申請しました。
医療費控除の申請方法が気になる方はこちら👇 Coming Soon♪

確定申告で困っている方のお役に立てれば、幸いです!
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