うずちゃん
膜透過速度の式をまとめて紹介しています。
ゴロでサクッと覚えましょう!
生体膜透過機構には単純拡散と担体介在輸送があります。
単純拡散は担体を利用せず、Fickの法則に従います。
ATPの加水分解エネルギーは利用せず、濃度勾配に従って生体膜を透過します。
一方、促進拡散や能動輸送などの担体介在輸送は膜透過に担体が関与しています。
担体の数は有限であるため、濃度増加に伴って輸送に飽和現象が見られます。
そのため、これらの輸送における膜透過速度はMichaelis-Menten式で表されます。
単純拡散(Fickの法則)
単純拡散は、Fickの法則に従います。
薬物の透過速度は、
- 濃度勾配、膜 / 溶媒間の分配係数 K に比例
- 膜の厚さ h に反比例
します。
うずちゃん
Fickの法則については、透過速度が膜の厚さ h に反比例していることが良く聞かれます。
しっかり覚えておきましょう!
覚え方
- 厚 → 膜の厚さ(h)
- 底 → 下(分母)
- ヒール → (Ch-Cl)
- だから → D・A・K
- フィット → Fickの法則
担体介在輸送(Michaelis-Mentenの式)
促進拡散や能動輸送などの担体介在輸送の膜透過速度は、Michaelis-Menten式で表されます。
膜透過速度がVmax/2になる薬物濃度をミカエリス定数Kmといいます。
薬物濃度がミカエリス定数に比べて著しく低い領域(Km ≫ C)では、膜透過速度は薬物濃度にほぼ比例します。
一方、薬物濃度が高くなると(C ≫ Km)、膜透過速度は飽和し、最大値(一定値)に近づきます。
覚え方
- キム → Km
- タ → +(足す)
- ク → C
- バ → Vmax
- カ → C(×、掛け)
うずちゃん
不明な点、間違い等ありましたら、コメントして頂けるとありがたいです。
すぐに改善させていただきます。
コメント