20年ぶりくらいに英語検定試験を受けてきました。
留学経験もあるし、勉強しなくても受かるでしょ!という浅はかな考えで、1週間だけ通勤の行き帰りやスキマ時間に勉強して受験した英検1級。
結果は、1次試験で撃沈するという無残なもの。
なぜ20年ぶりに英検を受験し、そして1級だったのか?
それは、すでに高校2年生の時に英検準1級に合格しているからです。
その時は留学経験はないし、英会話力もない、お金もないのナイナイ尽くしの高校生でしたが、努力だけでなんとか英検準1級に合格しました。
そんな私がどうやって英検準1級に合格できたのか、その時の勉強法を紹介していきたいと思います。
20年前に実践した勉強法ですが、現在の英検にも対応できるはずです。
良かったら、参考にどうぞ。
英検1級合格体験記はこちら👇 Coming Soon♪
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合格のための分野別勉強法
高校時代、部活には入らずスポーツジムに通う変わった女子高生でした(笑)
留学資金を貯めるため、アルバイト(とスポーツジム)に明け暮れていました。
そのため、通学時間、休み時間などのスキマ時間や学校の英語の授業でのみ英語の勉強をしていました。
あくまで英語を勉強する目的は留学だったので、英検の勉強だけをしていたわけではありません。
留学に必要なTOEFLを中心に勉強していたため、英検準1級合格はその結果ついてきたものでした。
それでは、その時に実践していた勉強法を分野別に見ていきましょう。
リーディング編
英検準1級のリーディング問題は文法自体が難しいというよりも、単語のレベルが高いです。
そのため、単語が分からなければ読めません。
実際は読めるけど、内容が理解できない可能性があります。
前後関係から推測すればいいんじゃないかと思うかもしれませんが、その前後の文にも難しい単語があると、推測は難しくなってきます。
結論を言うと、単語の暗記は必須です。
おすすめの単語帳は王道のこれですね👇
しかし単語帳をひたすら読んでも、単語の使い方が分からなければ、意味がありません。
例文で使い方を理解しましょう。
最近の単語帳はアプリと連動していることが多いので、スキマ時間や寝る前に聞き流し、単語だけではなく、例文も一緒に覚えていくといいと思います。
英語の長文を見て、アレルギー反応が出る人もいるので、こうやって普段から英文に触れていくのがいいでしょう。
オススメの例文の覚え方を教えます。
例えば、下のような長い例文があったとします。
On the day after Christmas, shoppers rushed to stores to snap up bargains that were being offered.
クリスマスの翌日、買い物客は出された掘り出し物をわれ先に買うために店に殺到した。
このような長い例文をたくさん丸暗記するのは大変だと思います。
単語や熟語の使い方さえ覚えてしまえばいいので、無駄な単語は省いて覚えます。
こんな感じで👇
Shoppers snap up bargains.
買い物客は掘り出し物をわれ先に買う。
単語帳をこのように活用すると、単語力だけでなく、英文のリーディング力、リスニング力、さらにはスピーキング力にもつながります。
英文に慣れてきたところで、英検の過去問に取り組みましょう。
準1級に限らず、過去問は英検のホームページで過去3回分を無料でダウンロードすることができます。
まだ準1級の過去問は難しいという方は2級や準2級の過去問を解いた後にするのも良いと思います。
ただ単に過去問を解くのは禁止です。
初めて見る単語は単語帳にないか確認して、なければ単語帳に追加し、自分だけの単語帳を作り上げて下さい!
問題を解いていて、見たことはあるけど覚えていない単語ってありますよね?
その単語を見つけた場合も、単語帳に正の字を書いて記録して下さい。
それがあなたの苦手な単語であり、正の字が多くなればなるほど頻出であることが分かります。
たくさん過去問を解きたいという方は過去問が6回分載っているこちらをどうぞ👇
ライティング編
ライティングばっかりは練習が必要です。
私がしていたのは、毎日ノート1ページに英語で日記を書くことです。
難しい文法を使わず、基礎的な文法を使い、正しい文章を書くように心がけていました。
スペル間違いがないかにも気を付けていました。
まずは英語を書くということに慣れていなければ、短文だって書くことはできません。
長文なんてもってのほかです。
あとは過去問で出されたトピックを使って、文章の起承転結を考えながら、ひたすら練習していました。
ライティングの書き方について詳しく知りたい方はこちら👇 Coming Soon♪
中学校や高校にはALTという外国語指導助手の先生がいませんでしたか?
私は書いた日記や文章をALTの先生にチェックしてもらい、間違いがあれば添削してもらっていました。
たまたま周りに英語の先生がいたのでチェックしてもらえましたが、いない人がほとんどだと思います。
その場合は、ネットで英文添削してくれるサービスもあるので、利用するのも良いと思います👇
英検準1級を受験しようとしている人なので、基礎的な文法が全くできていないという人は少ないと思います。
しかし文法が苦手で自信がないという方は、正直5文型さえ押さえておけば間違いないです。
5文型とはSVOとかSVOCとかのアレです。
文法の参考書を利用してもいいし、ネットで英文法を解説しているサイトもあるので、参考にするのもアリです。
文法の勉強をすれば、リーディングにもつながるので、基本だけでもしっかり押さえておきましょう。
正直、大学受験で使うような難解な文法はしなくても合格はできると思います。
リスニング編
リスニング力を高めるためにしたことは、リスニングテストをこなすことではありません。
もちろん、リスニングテストをこなすことも重要です。
いずれはガンガン、リスニングテストをこなさなければいけません。
じゃあ、一体何をしたのか?
それは、「日々の生活の中に英語を流しておく」ということをしました。
ラジオでも、映画やドラマなどの動画でも、洋楽でもいいです。
オススメは映画やドラマなどの動画で、日本語字幕ではなく英語字幕をつけるのがポイントです。
私は好きな映画やドラマを常に流し、そこから聞こえてくるセリフや歌詞などを真似しながら暗記していました。
いわゆるシャドーイング(shadowing)ってやつですね。
当時、身振り手振りも真似していたので、家族からは白い目で見られていたと思います(笑)
シャドーイングをすることで、リスニング力はもちろん、スピーキングでの発音、英語のリズムや強弱、イントネーションなどが上達します。
シャドーイングする中で、必ず分からない単語に出会うと思います。
その都度、流れているものを止め、その単語を調べてモノにしていくことが重要です。
こうすることで、自然と語彙力も増えていきます。
具体的なシャドーイングのやり方が気になる方はこちら👇 Coming Soon♪
スピーキング編
私は高校時代、ALTとして来ていたアメリカ人の先生と仲良くなり、毎日昼休みになるとオフィスに遊びに行っていました。
もちろん、目的は英会話!
20年前はオンラインの英会話教室は主流ではなく、駅前留学で有名なNOVAなどの教室に通う英会話スクールがほとんどでした。
英会話を上達させたいけど、お金がなかったので、いかにお金をかけずに英会話を上達させるかを常に考えていました。
そこで考えたのが、ALTの先生のオフィスに遊びに行くことでした。
今考えたら、かなり迷惑ですね(笑)
公私ともに仲良くしてもらって、休みの日には自宅にも遊びに行ったりしていました。
そこで分かったのが、実はこの先生、熱心なモルモン教徒だったんです。
街中でヘルメットをかぶり自転車で布教活動している人達を見たことはないですか?
はい、あの人たちです。
モルモン教は布教活動の一環で宣教師による無料英会話教室を開いています。
その先生の紹介で、英会話教室に週1回通っていました。
もちろんタダですよ。
でも、タダより怖いものはないですよね?
はい、勧誘されます。
と言っても、「日曜日に教会行かない?」みたいな軽い感じでしたけどね。
高校生だったので断りきれず、一度だけ集会に行ったことがあります。
なんて事はなかったのですが、宗教と聞くと何故か怖かったですね。←偏見!?
断る強い心がある人には最高の英会話教室です。
昔は知る人ぞ知る英会話教室だったのですが、今はホームページもあってビックリしました。
先ほど話したシャドーイングは、発音・イントネーション・リズムなどの上達にはとても効果的です。
しかし、英会話力を伸ばしたいのであれば、やはりネイティブと会話して練習するのが一番の近道だと思います。
余談ですが、留学仲間の男性は6年間アメリカに住んでいたのに、英語がほとんど話せませんでした。
なぜかと言うと、アメリカに住んでいながら、ほぼ日本人とつるみ、日本のテレビばかりを見ていたからです。
せっかく英語を話せる環境にいるのに、ネイティブと話さなければ会話は上達しない良い例ですね。
本当にもったいないですね!
英検準1級合格時の学力は?
元々頭が良かったんじゃないの?なんて質問が出そうですが、通っていた高校はごく普通の県立高校でした。
その当時の偏差値はわかりませんが、調べたら現在では偏差値50だそうです。
その当時は、大学入試センター試験(現大学入学共通テスト)を受けるのはクラスに5人くらいしかいない非進学校でした。
ただ私は英語がめちゃくちゃ好きで、得意な科目でした。
学校の英語のテストでは、いつも1番でしたね。
進学校ではなかったので、周りのレベルが、、、だったのかもしれないですが。
高校卒業後に留学することが目標だったので、それに向かってひたすら英語を勉強していました。
合格までにかかった時間は?
高校生だったし、英検準1級を急いで取得しないといけない理由もなかったので、たっぷり時間をかけて合格に至りました。
学校の英語の授業では、授業も聞かずにひたすら英検やTOEFLの勉強をしていました。
通学に往復2時間もかかっていたので、その行き帰りに電車の中でも勉強をしていました。
具体的な数字が知りたいという方もいるでしょう。
しいて言えば、高校1年生の時に英検2級に合格しているので、それから1年くらい継続して英検準1級の勉強をしていたと思います。
私自身、スキマ時間や英語の授業の時にしか、英検の勉強はしていませんでした。
そのため、社会人でも同じようにスキマ時間を使って勉強すれば、1年以内の英検準1級合格は射程圏内です!
勉強法まとめ
紹介した勉強法は実践できそうですか?
全ての分野で通じることは、過去問は必ず解くことです。
それを大前提として、分野別の勉強法のまとめをしたいと思います。
- リーディング
- 単語・熟語は単語帳の例文や過去問から覚える
- ライティング
- 基礎的な文法「5文型」を押さえる
- 日記を英語で書く
- リスニング
- 日常に英語漬けにする
- シャドーイングで真似をする
- スピーキング
- 無料英会話に参加し、ネイティブと会話する
目指せ!英検準1級突破!!
今後の挑戦!
もう一度ちゃんと準備をして英検1級に挑戦します。
特に英検1級が必要なわけではないのですが、予備校で英語を担当することもあるので、英語力の指標として持っていても良いのかなとは思っています。
20年前に実績のあるこの勉強法をもう一度実践し、英検1級合格を勝ち取りたいです!!
結果に関しては、また報告します。
今度は短期間で頑張ってみようかな。
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