薬物を併用することで薬効が増減したり、副作用が増強したりすることがあります。
そのため、2剤以上併用する場合は、必ず相互作用の有無を考えなくてはいけません。
今回は、難溶性&弱塩基性薬物と胃内のpHを変動させる薬物の相互作用ついてゴロを紹介していきます。
うずちゃん
よく見かける問題なので、しっかりと覚えておきましょう!
pHの変動による相互作用
難溶性&弱塩基性薬物
難溶性薬物でかつ弱塩基性薬物には、
- イトラコナゾール
- ゲフィチニブ
- アタザナビル
- エルロチニブ
があります。
胃内のpHを変動させる薬物
胃内のpHを変動させる薬物には、
- PPI(プロトンポンプ阻害薬)
- シメチジン
- ヒスタミンH₂受容体遮断薬
- オメプラゾール
などがあります。
これらの薬物は胃酸分泌を抑制するため、胃内のpHを上昇させます。
相互作用
難溶性薬物でかつ弱塩基性薬物は、胃内pHが上昇すると、消化管内での溶解性が低下し、消化管から吸収されにくくなります。
そのため、作用が減弱するおそれがあり、シメチジンやオメプラゾールとの併用には注意しなくてはなりません。
- 胃の → イトラコナゾール
- p → PPI
- H → H₂ブロッカー
- あ → アタザナビル
- げ → ゲフィチニブ
- え~る → エルロチニブ
- 妖怪はダメ → 溶解性低下
うずちゃん
ゴロの文にも、ちゃんと意味があります。
『pHが上がると、溶解性が低下』
相互作用の理由も聞かれることが多いので、しっかり覚えておきましょう!
うずちゃん
不明な点、間違い等ありましたら、コメントして頂けるとありがたいです。
すぐに改善させていただきます。
イトラコナゾールの相互作用についてまとめたので、こちらもどうぞ👇
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