薬物は未変化体のまま、あるいは代謝物となって体外へ排泄されます。
その排泄経路の中でもっとも重要なのが腎排泄(尿中排泄)です。
これ以外にも胆汁中排泄、乳汁中排泄(移行)などがあります。
うずちゃん
今回は、胆汁中排泄&腸肝循環についてのゴロを紹介していこうと思います。
胆汁中排泄
肝臓での薬物消失は、薬物代謝及び未変化体の胆汁中への排泄によります。
一般に、代謝された薬物は肝静脈中に流出し、尿中から排泄されるのですが、胆汁中に排泄される場合もあります。
胆汁中に排泄された薬物は、一時的に胆嚢に蓄えられ、その後十二指腸に排泄されます。
最終的に糞便中に排泄されていきます。
胆汁中排泄を受ける薬物として、
- インドメタシン
- モルヒネ
- プラバスタチン
- リナグリプチン
などがあります。
腸肝循環
肝で抱合代謝を受けた代謝物が胆汁中に排泄され、十二指腸に排泄されます。
その後、小腸において腸管内の酵素によって加水分解(脱抱合)を受け、再び未変化体として小腸より吸収されます。
胆汁中に排泄された物質が、小腸より再び吸収されることを腸肝循環といいます。
胆汁中に排泄された薬物のうち、腸肝循環を受けやすい薬物は、
- プラバスタチン
- インドメタシン
- モルヒネ
などがあります。
- リナ → リナグリプチン
- たん → 胆汁中排泄
- インドの → インドメタシン
- プラ → プラバスタチン
- モに → モルヒネ
- 超感動! → 腸肝循環
うずちゃん
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