コロイドは、水和層を持たない疎水コロイドと水和層を持つ親水コロイドに分類されます。
コロイドに電解質を添加すると凝集し、沈殿します。
この現象には、凝析と塩析があります。
うずちゃん
凝析と塩析はどっちがどっちだっけ?となりやすいところです。
ゴロでサクッと覚えましょう。
凝析
凝析とは、疎水コロイドに少量の電解質を添加することで、電荷が中和され、凝集することです。
- 勝 → 少量の電解質
- 訴に → 疎水コロイド
- 仰天 → 凝析
塩析
親水コロイドは、コロイド粒子の表面に水和層をもちます。
そのため、凝集するには多量の電解質を加える必要があります。
- 応 → 多量の電解質
- 援する → 塩析
- 親 → 親水コロイド
ホフマイスター順列
塩析効果は添加する電解質によって異なり、その順位をホフマイスター順列(離液順列)といいます。
ホフマイスター順列は、電解質の塩析を起こす強さを表しています。
- 1価の陽イオン: Li⁺ > Na⁺ > K⁺ > Rb⁺ > Cs⁺
- 2価の陽イオン: Mg²⁺ > Ca²⁺ > Sr²⁺ > Ba²⁺
- 陰イオン: SO₄²⁻ > F⁻ > Cl⁻ > Br⁻ > NO₃⁻ > I⁻ >SCN⁻
陽イオンに関しては、周期表のゴロをチェック👇
- そんなに → SO₄²⁻
- ふっ → F⁻
- くら → Cl⁻
- ブラ → Br⁻
- の → NO₃⁻
- 痕 → I⁻
- 少ない → SCN⁻
うずちゃん
不明な点、間違い等ありましたら、コメントして頂けるとありがたいです。
すぐに改善させていただきます。
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