うずちゃん
基剤をまとめて紹介しています。
ゴロでサクッと覚えましょう!
基剤は、医薬品を混合・溶解あるいは均一に分散させるもので、基剤のタイプにより製剤の性質が異なります。
基剤には、
- 油脂性基剤
- 水溶性基剤
- 乳剤性基剤
- 油中水型(w/o型)
- 水中油型(o/w型)
などがあります。
油脂性基剤
油脂性基剤は、水洗除去が困難であり、油分により創面を保護するため、乾燥型皮膚疾患と湿潤型皮膚疾患に適用できます。
水溶性基剤
水溶性基剤は、水洗除去が容易であり、分泌物を吸収し除去するため、湿潤型皮膚疾患に適用できます。
マクロゴールとは、エチレンオキシドと水の付加重合体であり、水溶性は分子量に関わりなく極めて高くなります。
平均分子量が1,000より小さいものは液体で、1,000以上のものは固体です。
液体のものは吸湿性が強いが、吸湿性は分子量の増加とともに減少していきます。
乳剤性基剤
乳剤性基剤は、乾燥した組織に水分を与えるため、湿潤皮膚には適さず、乾燥型皮膚疾患に適用します。
乳剤性基剤は、
- 油中水型(w/o型)
- 水中油型(o/w型)
に分類されます。
油中水型(w/o型)乳剤性基剤
油中水型(w/o型)は、コールドクリームとも呼ばれます。
コールドクリームは皮膚に塗布すると、基剤中の水分蒸発の際に気化熱を奪うことで冷感作用をもちます。
水中油型(o/w型)乳剤性基剤
水中油型(o/w型)は、バニッシングクリームとも呼ばれ、水洗除去は可能です。
バニッシングクリームは皮膚に塗布後、クリームの白色が消えます。
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うずちゃん
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