医学部再受験はマジで闇。一握りの合格の裏に不合格者が多数。不合格体験談を聞いて下さい!

再受験

今でこそ薬剤師免許は持っているけど、本当は薬剤師なんて全然興味なかったんです。

私もかつては医者を目指し、医学部再受験を繰り返していた時期がありました。

医学部再受験を決めたときは、不合格になることなんて全く考えていなかったので、合格体験談ばかりを読み漁って受かった気になっていました(笑)

でも、そんなに甘くないのが現実。

実際は合格者よりも不合格者の方がはるかに多いんです。

その人たちの体験談やアドバイスというのは、ほとんど表に出ていません。

人知れず、消えていったのでしょう。

そこで、医学部再受験が失敗に終わってしまった私が、当時のことを振り返って不合格体験談を詳しくお話ししたいと思います。

👇目次から読みたい項目をクリックしてね👇

不合格者は今、、、

医学部<br>再受験生
医学部
再受験生

不合格になった人たちって今どうなっているの?

うずちゃん
うずちゃん

やはり一番気になるのは、不合格者の末路ですよね?

医学部再受験をしていると、自然と同じような志しを持った仲間が集まってきます。

私にも受験仲間が両手で数えられるくらいいました。

現在その人達はどうなっているのでしょうか?

気になりますよね?

出会いは様々ですが、医学部受験仲間には再受験生が4人、浪人生が3人いました。

再受験生に関しては、みんな仕事を辞めて、予備校で勉強に専念していました。

難関大学出身の人はいないのですが、ほとんどが留学経験者でした。

結論から言うと、再受験生は1人、浪人生は3人全員が医学部に合格しました。

しかし、すぐに合格したわけではなく、3~5年は合格までにかかったみたいです。

合格した再受験生は、英語圏の大学を卒業した方でした。

じゃあ不合格となった他の3人はどうなったのか。

2人は私と同様に薬剤師となり、もう1人は音信不通です。

この結果だけを見ると、医学部再受験の成功率は20%(私も含める)。

分母が少ないので、参考にはならない数字かもしれません。

しかし、実際の成功率はもっと低いのではないかと予想します。

なぜなら、薬学部に入学すると同級生や先輩・後輩に沢山いるんです、医学部再受験不合格組!

その多さから判断すると、成功率は10%くらいなのかなと思います。

医学部再受験生の末路は、看護師、薬剤師などの医療従事者になる人が多い印象です。

医学部再受験に至るまでの経歴

医学部再受験とは、大学を卒業した人や卒業見込みの人などが医学部医学科を再度受験することを言います。

現役の高校生や浪人生が医学部医学科を受験しているのとはちょっと違いますね。

かく言う私もアメリカの大学&大学院を卒業した後に、医学部を再受験しました。

高校卒業後すぐに渡米

アメリカの大学&大学院卒業(6年間)

河合塾入塾(1年間)

宅浪(1年間)

医学部不合格

薬学部入学

薬剤師免許取得

アメリカの大学在学中に医者になりたいと思うようになり、アメリカやカリブ海のメディカルスクール入学のため色々と準備をしていました。

しかし、すでにかなりのお金がかかっていたのと学生ビザのためアルバイトが出来なかったのを考えると、これ以上親のスネかじりは無理と考え、日本に帰国しました。

もちろん学費だけじゃなく、学力も足りなかったんですけどね。

結果、日本に帰ってきた後も、スネかじりは続きました(笑)

アメリカやカリブ海のメディカルスクールについて知りたい方はこちら👇 Coming Soon♪

医学部再受験をした期間

医学部再受験に専念していた期間は2年です。

諦めの悪い性格なので、薬学部に入学後も4年生まで毎年こっそりと受験していました(笑)

トータルで言えば、6年間受験し続けました。

6年間も勉強すれば、受かっても良さそうなんですが、学力とやり方が悪かったのでしょう。

最後の4年間は薬学部の勉強もあったので、勉強量は全く足りていない状態でしたね。

高校生の時に受験未経験&文系だった私は、受験勉強の仕方やシステムすら知りませんでした。

そのため、1年目は河合塾に入塾し、受験のノウハウを得るべく勉強に励みました。

ところで、医学部再受験には2パターンあるのをご存じでしょうか。

  1. 入学試験
    • 高校生や浪人生などと肩を並べての受験
    • 大学入学共通テストや2次試験の受験
  2. 学士編入学試験
    • 学士を持っていることが受験条件(つまり大学を卒業していることが前提)
    • 何校でも受験可能

学士編入学試験について詳しく知りたい方はこちら👇 Coming Soon♪

私は両方とも経験しました。

1年目は、入学試験と学士編入学試験を並行して受験しました。

結果はダメでしたが、何となく手応えを感じていたので、2年目からは宅浪を決め、人生で一番ストイックな1年を過ごしました。

家の近くに無料の自習室があったので、平日は9時から18時まで毎日そこで勉強し、夜は教材を聞きながら1時間のウォーキングをするというのが習慣でした。

そのおかげか、この時に20㎏のダイエットに成功しました(笑)

土日は家庭教師のアルバイトをしていました。

アルバイトせずに受験勉強だけに集中していたら、結果は変わっていたのかなと思います。

20㎏痩せたときのダイエット法が気になる方はこちら👇 Coming Soon♪

医学部再受験にかかったお金

2年間の受験専念期間があり、その間に予備校と宅浪を1年ずつ経験しました。

さらに並行して学士編入学試験を3校受験しました。

薬学部に入学後も4年間受験していたので、トータル6年間受験し続けました。

結果だけ言えば、6年間で160万円前後かかりました。

医学部再受験はかなりお金がかかります。

国立大学だけでこれだけかかるので、私立大学だと想像を絶します。

160万円の内訳は下に示しました👇

予備校の学費(河合塾)

当時の正確な学費は定かではないのですが、特待生などの割引も一切なかったので、1年間で90万円前後かかりました。

通学にかかる交通費が約10万円くらいしました。

合せると100万円前後かかっています。

宅浪時代はひたすら無料の自習室で勉強していたので、特にお金はかかっていません。

テキスト代&模試代

予備校時代は、予備校のテキストしか取り組んでいなかったので、個人的に参考書や問題集を買うことはありませんでした。

宅浪時代は、暗記系の参考書、問題集を30冊前後、センター試験の過去問を全科目分買いました。

値段と冊数は曖昧なのですが、10万円前後かかったと思います。

模試は2年間の予備校&宅浪時代にしか受けていませんが、1年間に6回(マーク模試3回、記述模試3回)受けていたので、全部で12回受けました。

1回の模試が約8,000円くらいなので、模試だけで10万円は支払っています。

テキスト代&模試代で20万円ですね。

たか~!!

受験料

1年目はセンター試験(現大学入学共通テスト)と国立の前期・後期日程の両方を受験しました。

さらに、並行して3校(島根大学、山口大学、富山大学)の編入試験も受けたので、

  • センター試験 → 18,000円
  • 国立前期日程 → 17,000円
  • 国立後期日程 → 17,000円
  • 島根大学編入学試験 → 30,000円
  • 山口大学編入学試験 → 30,000円
  • 富山大学編入学試験 → 30,000円

1年目の合計金額は、142,000円でした。

2年目以降は学士編入学試験を断念し、入学試験一本に絞り、センター試験と国立前期・後期日程を受験しました。

2年目以降(5年間分)の合計金額は、52,000円 × 5年 = 26万円。

トータルで言えば、受験料だけで約40万円前後支払いました。

受験期間が長くなればなるほど、受験校が多くなればなるほど、受験料がかさんでいきますね。

参考になるかも?当時に勉強内容&学力

私自身が医学部再受験不合格者なので、合格するためには参考にならないと思います(笑)

不合格にならないために、参考にするのはアリかと。

ただし、このおかげで薬学部入学後の学力試験では学年1位でした。

1年目の模試の結果やセンター試験・2次試験の結果(当時の記憶なので曖昧です)

  • センター模試 → 740/900(80%)
  • センター試験 → 690/900(76%)
  • 2次試験前期・後期日程 → 不合格(点数は全く覚えていません)

2年目以降は、どんどん成績は下がっていったと記憶しています。

英語編

6年間のアメリカ留学の経験があったので、英語に関しては合格圏内でした。

そのため、英語はほとんど勉強していません。

過去問を解いて、時間配分の練習をしたくらいです。

センター試験はほぼ満点で、リスニングも満点でした。

これで完全に調子に乗りましたね。

受験って楽勝じゃんと。

学士編入学試験も同時に準備していたので、TOEICも受験しました。

ちなみに過去問を1年間分解いただけで挑んだTOEICスコアは920点でした!

留学経験者なので、もう少し高いTOEICスコアでもいいところですが、、、。

TOEIC満点を取るための方法に関してはこちら👇 Coming Soon♪

得意科目だからと言って、全く対策をしないのは辞めましょう。

時間をかけなくてもいいので、対策は必須です。

その代わり、苦手な科目にはしっかり時間をかけましょう。

数学編

そもそも現役時代に大学受験をしたことがなかったので、数学Ⅲ・C(今は数学Ⅲのみ)は履修したことがありませんでした。

高校生時代の数学の偏差値などは覚えていないのですが、唯一覚えているのが数学の模試が5点だったこと(笑)

それくらい数学は出来ませんでした。

予備校に通って、授業についていくのと復習するので精一杯でした。

大学でも数学はあったのですが、微分、積分くらいで、大学受験のような難解なものは全くありませんでした。

2年目から予備校のテキストに加え、青チャートを開始しました。

これが失敗の原因だったのかも知れません。

青チャートって数学初心者が手を出してはいけない代物なんですよ。

でも、ネットには「青チャートが数学の王道」と書いていて、そのまま鵜呑みにしてしまいました。

しかも、完璧主義精神が顔を覗き、全ての問題を解くことにこだわっていました。

結果、問題量が多すぎて1周もすることが出来ずに受験の日を迎える形になってしまったわけです。

今なら言える!

薄い問題集を何度も何度も繰り返し解いて、自分のモノにする方が遥かに合格に近づくでしょう。

予備校のテキストだけを繰り返し解いて完璧にする方が良かったのかなと今更ながら思います。

うずちゃん
うずちゃん

薬剤師国家試験の勉強を経て思うことです。

国語編

読むのも嫌いで、読解力もなかったので、一番の苦手科目でした。

苦手意識があると勉強するのも嫌になり、対策を怠りがちで後回しになってしまいました。

その結果、センター試験模試ではいつも120点前後で伸び悩んでいました。

現代文

日本人だから読めるっしょって感じで、対策という対策はほとんど取っていません。

そのため、センター試験模試では50点くらいしか取れなったと思います。

唯一読んだのは、センター現代文を解けるようになるという参考書でした👇

これを読んですぐに実践すると、確かに点が取れるようになりました。

しかし、その後、練習を怠ったので、結果として現れることはありませんでした。

古文

とりあえず、単語と文法だけでも頑張って覚えました。

オススメはゴロで覚えるゴロゴ👇

難しい古典文法は、この本を使うだけで簡単に覚えることができました👇

歌で覚えることに抵抗がない方は、是非使ってみて下さい。

もしかしたら、もう廃版になっているかもしれませんが。

点数は6~7割くらいしか取れませんでした。

漢文

重要句法をひたすら紙に書いて覚えました。

使ったのはこれです👇

漢文も点数は6~7割くらいで伸び悩みました。

理科編

2次試験の科目が英語、数学、理科なし又は1科目のところだけに絞って受験していたので、化学はセンター試験対策しかしていません。

生物に関しては、センター試験と2次試験の両方を並行して勉強していました。

化学

高校生の時には化学は履修しておらず、大学で初めて化学を勉強しました。

しかも全部英語。

そんな状態なので、化学に関しては全くと言っていいほど理解していませんでした。

予備校で初めて化学を理解しました(笑)

そのためゼロからのスタートでコツコツ頑張って、センタ―試験模試などでは8~9割を平均して取れるようになりました。

自作のゴロやリズムで必要な化学式を覚え、河合塾のテキストをひたすら繰り返しました。

センター試験の過去問10年分を繰り返し解き、完璧にしました。

化学に関しては、勉強方法を参考にしてもいいかなと思います。

化学のゴロ・リズムが気になる方はこちらをチェック👇 Coming Soon♪

生物

高校生時代に生物は勉強していたので、すんなり受験生物も理解できました。

大学でも生物はかなり詳しく勉強していたので、割と得意分野でした。

しかし植物などの単元になると途端に嫌気がさしていましたね(笑)

河合塾の生物担当の先生と相性が合わず、生物は独学していました。

参考書を買ってきて、それをひたすら繰り返していました。

もちろん自作のゴロや歌をバンバン作って、暗記していました。

そのおかげで、7~8割は平均して取れるようになりました。

生物のゴロ・歌が気になる方はこちら👇 Coming Soon♪

社会編

地理

河合塾に瀬川先生という金髪の先生がいたのですが(今も現役なのかな?)、その先生がマジで分かりやすくて、ゼロからのスタートで平均9割くらいは取れるようになりました。

この先生のやり方を素直に聞いて解けば、余裕で9割は超えると思います。

可能であれば授業を受けた方が良いと思いますが、参考書も出版されているのでそちらでも問題ないと思います👇

医学部再受験はなぜ闇なのか?

医学部再受験は、仕事をしながら挑戦している人がほとんどだと思います。

私の場合は、親が予備校の学費や受験料を工面してくれたので、お金に関しては全く心配はありませんでした。

しかし、ほとんどの人は自分で工面しないといけないので、お金を稼がないといけないし、時間もかかるのが現実です。

日中仕事をしているので、仕事終わりでへとへとになりながら勉強している人も少なくないでしょう。

しかし、お金や時間をかけたからと言って、必ず医学部入学できるとは限りません。

一度その世界に足を踏み入れると、合格するまで辞められません。

物理的には辞めることは可能ですが、気持ちの部分で辞めることができなくなります。

私自身も夢破れ、手に職をと思い、なんとなく薬学部に入学しました。

ですが、薬学部に入学しても辞めることができなった医学部再受験。

今でこそ取得した薬剤師免許を使って仕事が出来ているので、結果オーライだと思うようにしていますが、当時はこんなはずじゃないという気持ちでいっぱいでした。

薬学部入学すると、医学部浪人の末に薬学生になった人達とたくさん出会うんです。

中には、兄弟で15浪なんて人もいました。

友達もずっと医学部を目指して勉強しているみたいですけど、もはや受かったかどうかすら聞けないで状態です。

医学部再受験が闇というよりも、医学部受験自体が闇ですね。

受かるかどうかも分からない、いつ受かるのかも分からない。

本当に先が見えないトンネルです。

私は早い段階で薬剤師という道を選び、手に職をつけたので、今後仕事に困ることはないでしょう。

しかし、医学部に行きたいという気持ちは今でもあります。

一度の人生なので、悔いの残らないよういつかもう一度受験したいなという考えはあります。

↑こういう考えになってしまうのが闇です(笑)

実際、薬剤師として働いて医師にしかできないことがたくさんあることを痛感すると同時にそれほどの責任を負えるかという不安も感じるようになりました。

そのため、今となっては医学部に行きたいのか医者になりたいのか分からなくなっていますが、、、。

合格したいなら長期間ズルズルとするよりは、例えば1年と決めてその期間は本当に勉強だけに打ち込むというストイックさでないと合格は難しいのかなと思います。

中には仕事をしながら合格した人もいるでしょう。

しかし、そういった方々はかなり要領が良い&元々の学力があったのだと思います。

不合格にならないための5箇条

  1. 変に自信をつけず、得意な科目もしっかり対策すべし
  2. 苦手科目は最低限の対策は取るべし
  3. 分厚い問題集を1周するより、薄い問題集を何周もすべし
  4. 期間を決めて、ストイックに勉強だけすべし
  5. 受験のために必要なお金を計算して多めに準備しておくべし

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