いよいよ待ちに待った薬剤師国家試験まであと数日になりました。
何を持っていったらいいんだろう?と思っている受験生もいると思います。
そんな受験生へ朗報です!
必須の持ち物から「あって良かった」持ち物まで、持っていくものリストを作ってみました。
チェックリストを作る時間がないという方は、良かったら参考にしてみて下さい。
必須の持ち物
薬剤師国家試験受験票
受験票を忘れては、話になりません。
受験票を忘れて再発行してもらったという話は聞きますが、それで安心してはいけません。
マストアイテムなので、絶対に忘れないで下さいね!
必ず前日と当日出発する前にカバンに受験票が入っているかどうかを確かめておきましょう。
受験票には切り取り線があるのですが、私は念のため切り取らずにそのままにしておきました。
試験開始前、マークシートに受験票を見ながら受験番号を書く時間があります。
私はその時ぼーっとしていて、きちんと書いたか後で気になり、試験官に何度も問い合わせたことがあります。
すでに回収されていて、手元にはないから確認できないと言われました。
受験番号を書くときは、集中しましょう。
受験者留意事項
例年、受験票とともに同封されて送られてくる受験者留意事項。
受験者留意事項には、会場までの行き方や地図、試験教室の場所など重要な情報が書かれています。
これを持っているかどうか確認されることはないし、厚生労働省のホームページでも確認できます。
しかし、スマホや携帯電話が壊れたりする等、何かあった時にすぐに確認できるよう持参しておくことをオススメします。
黒のボールペン
受験票記載内容確認票という必要書類を訂正したり、合格通知届け先を書いたりするために必要になります。
消せるフリクションタイプではないボールペンを持っていきましょう。
余分に2~3本持っていくと安心です。
HBの鉛筆・シャープペンシル
マークシートを塗る時に鉛筆を使う派とシャープペンシルを使う派で分かれるかと思います。
試験中、基本的にはシャープペンシルを使用しても問題ないのですが、会場によっては、シャープペンシルの使用が制限された教室もあったみたいです。
シャープペンシルだけだと、このような予期せぬ事態に対応できません。
よって、HBの鉛筆を3~5本くらい多めに持っていくと良いでしょう。
HBじゃないといけないの?という人もいると思いますが、正直何でもいいです。
ただ、HBより薄い場合は、マークシートを塗る時に薄すぎたり、濃くするために時間をかけて塗らないといけなくなります。
HBより濃い場合は、マークシートはすぐ塗ることができるのですが、間違えたときに消すのが大変になります。
やっぱりHBがベストなのかなと思います。
シャープペンシルを持っていく場合は、シャープペンシルの芯も忘れずに筆箱に入れておきましょう。
消しゴム
消しゴムは間違えた箇所を書き直す時に必要なものです。
ただし、砂消しゴムは不可となっているので、普段から使っている人がいれば普通のプラスチック消しゴムを準備しておくことをオススメします。
消しゴムは2個くらいあると、試験中机から落ちても、試験官を呼ばずに試験を続けることができます。
何事も余分に用意しておきましょう ← 日本人の考え方(笑)
砂消しゴムだと、消す時にマークシートが破れる可能性があるから、おそらく使用不可なのでしょう。
鉛筆削り
試験毎に鉛筆を確認すると、結構芯が削れてマークシートが塗りにくくなってきます。
試験毎に鉛筆削りで削ってとがらせておきましょう。
鉛筆削りの中は小さいため、削りカスがすぐに溜まってしまいます。
会場にはゴミ箱がないので、削りカスを入れるゴミ袋を準備しておくと良いでしょう。
腕時計
腕時計は普段から付けないという人もいると思います。
試験当日はカバンに入れるか、腕につけるかして忘れずに持って行って下さい。
ただし、電卓、通信、メモ機能があるスマートウォッチ等はNGですので、気を付けましょう。
基本的には腕時計を机の上において、試験を受けると思うのですが、会場によっては机に時計を置いてはいけないと指示があったところもあるようです。
普段、腕時計を机の上において問題を解いている方は、腕時計をした状態で問題解く練習をしてみるのもいいかもしれません!
ただし、置時計の使用は認めないとなっているので、必ず腕時計を持って行きましょう!
試験官によってここまで対応が違うと困りますね。
マスク
コロナ禍での受験において、マスク着用は必須です。
しかも、着用するマスクは無地に限るとのこと。
柄ものマスクはもちろん、ワンポイントが入っているマスクでも指導が入るかもしれません。
色の指定はないですが、無難に無地の白色マスクを付けていくのが良いでしょう。
不織布、布、ウレタンなど生地の指定はないようですが、指摘される可能性もあります。
もしかしたら、受験生の中に不織布警察がいるかもしれません。
着用&持参なら
白色の不織布マスク
を選びましょう!
そして余分にもう1枚あると、安心ですね。
現金
普段から現金は使わず、キャッシュレス決済をしている人も多いと思います。
会場近くで何かを買う場合、場所によってはカードや電子マネーが使えないことがあります。
大学構内の自販機で飲み物を買う場合も、現金のみの自販機があるので、必ず現金を持っておきましょう。
受験票以外の必須の持ち物を忘れたとしても、現金さえあれば現地調達できるので、多めに現金(しかも小銭)を持っておくことをオススメします。
定規
定規の使用が認められています。
ただし、三角定規、分度器機能付きのものは除くとの注意書きがあります。
過去の国家試験で定規使用推奨問題がありました。
第99回問304のノモグラム問題です。
もう一度確認しておくことをオススメします。
使うことはないと思うのですが、コンパスの使用は認められていないので、知っておきましょう。
持って行った方がいい持ち物
スマホ・携帯電話
会場へ向かう際に迷ったら、まずスマホの地図アプリを見たりして解決しますよね。
スマホや携帯電話はなくてはならないし、持っていかない人はいないんじゃないでしょうか?
ただし、マナーモードの仕方や電源の切り方は知っておきましょう。
私の前の席の受験生は、スマホを1週間前に新しいものに変えたそうで、電源の切り方が分からず、ずっとスクショしていました(笑)
私も切り方を聞かれたのですが、分からず、5分くらい電源を切るのに悪戦苦闘していました。
ハンカチ・ハンドタオル
コロナ禍の今、ハンドドライヤ―はどこも使用不可になっているので、トイレに行ったときには、持参したハンカチやハンドタオルで拭きましょう。
飲み物がこぼれた時などにもすぐに拭くことができるので、ハンカチやハンドタオルは必ず1枚は持っていきましょう。
ティッシュ
私は箱テッシュを持って行きました(笑)
箱と言ってもこのようなソフトパックですが👇
箱ほど場所をとらないし、ポケットティッシュでは心許ないと思い、この選択をしました。
机に置く場合は中身のみ取り出して使用することがほとんどなので、ソフトパックのティッシュで問題なかったです。
国家試験会場の温度、湿度は事前には分からないです。
寒さで鼻水が垂れてきたら集中できず、実力を発揮できない可能性があります。
鼻水って本当に止まらないくらい出てくることがあるので、たくさん持っていくと安心して試験に集中できます。
万が一のため、試験中はティッシュを袋から出し、机に置いておくことをおススメします。
試験官によっては、ティッシュを1枚1枚チェックする可能性があるため、枚数が多すぎるとチェックに時間を要するかもしれませんね。
キャップ付き飲み物
飲み物は持っていくと思うのですが、必ずキャップ付きの飲み物か水筒にしましょう。
コンビニなどで買うことができるふた付きカップコーヒーなどは避けましょう。
まず試験中は机の上に置けないし、カバンの中にもこぼれるので入れられない。
結果床に置くことになり、蹴ってこぼれて大惨事につながりかねません。
いつもカップコーヒーをコンビニで買っているという人も、国家試験当日はペットボトルか水筒にしておきましょう。
ノートや参考書
試験直前になって、確認したいことが出てモヤモヤするかもしれない。
出来れば、全ての参考書やノートを持っていきたいと思っている人はたくさんいます。
でも全部持っていくと、持つだけで体力を奪われてしまうくらい重いです。
実際、私もカバン一杯に教科書を持っていきましたが、結局ほとんど見ていません。
探す手間を考えて事前に参考書の中で必要なところはスマホで写真を撮ったり、コピーをとってノートに挟んでいたので、そればかり確認していました。
参考書を持って行く場合は、細かいことを確認したい薬理や病態・薬物治療や苦手な科目の参考書を厳選して持っていくことをオススメします。
今まで勉強してきたまとめノートやゴロノートがあれば、必ず持っていきましょう。
今まで頑張ってきたから大丈夫という自信にもつながるし、精神安定剤にもなります。
折りたたみ傘
試験会場に行くときには晴れていたのに、試験が終わったら土砂降りだったなんてこともあり得ます。
天気は気まぐれです。
ずぶ濡れになって体調不良でも起こしたら大変です。
小さめの折りたたみ傘だと、そこまで場所をとらないので、カバンに1本入れておきましょう。
昼食
試験会場で食堂の営業等は行わないので、昼食は事前に準備しておきましょう。
昼食は午後の試験に響かない程度の量をオススメします。
感染防止のため、昼食は自席で食事をとり、他者との接触、会話を極力控えるようにしましょう。
糖分
試験中は、集中力と緊張がピークを迎えており、想像以上に頭を使ってエネルギーが枯渇しています。
試験と試験の間にある休憩時間に糖分補給すると、エネルギー補充にもなるし、ほっと落ち着くことができると思います。
飴、チョコレート、ブドウ糖などの糖分も準備しておくといいでしょう。
ゴミ袋
「感染防止の観点からゴミ箱は設置しない」とされているため、大き目のゴミ袋を持って行きましょう。
ゴミは出ないからいらないという人もいると思いますが、結構ゴミって出るんですよね。
消しカスや鉛筆削りのカスはもちろん、昼食後のゴミ、もしかしたら鼻水が止まらなくなって大量のティッシュを使うかもしれません。
試験会場は汚さないよう注意し、ゴミ袋は1枚は準備して、出たゴミは各自必ず持ち帰りましょう。
常備薬
薬剤師国家試験なので、薬の名前が書いてある常備薬を机の上に置くのは大問題ですね(笑)
事前申請が必要な場合もあるので確認しておきましょう。
カイロ
試験当日の天候や気温は試験会場によって違うと思います。
寒さと緊張で手がかじかむこともあるかもしれません。
そこで、手先から温めるカイロがあると、ホッと落ち着くことができます。
私は背中に貼るカイロを貼っていってしまい、熱くなりすぎて集中できなかった記憶があります。
持って行くなら、貼らないタイプのものを持って行きましょう。
「あって良かった」持ち物
大きいひざ掛け
私は大きいひざ掛けを1枚持って行きました。
1つで3役くらいの働きをしてくれました。
試験会場まではマフラーとして使いました。
試験会場のイスは木製で、お尻が痛くなりそうだったので、お尻の下に半分ほど敷いて座布団として使い、残りはひざ掛けとして使いました。
試験当日は、試験教室の換気のため窓の開放等を行う時間帯があるので、防寒対策として持っていきましょう。
私が持って行ったひざ掛けは、試験毎に試験官によってチェックされました。
試験会場ごとに対応は違うと思うので、試験官に従って行動しましょう。
耳栓・イヤホン
基本的には、薬剤師国家試験の受験生は休憩中、静かに勉強しています。
しかし、中には終わった試験の答え合わせを大声でしている人もいます。
そういった声が気になって勉強に集中できないという方は、耳栓をすることをオススメします。
もしくは、イヤホンで音楽を聴いたりするのもいいでしょう。
この耳栓は、どんな耳の形でも、形状を合わせることができるのでとてもいいですよ👇
私は、夜寝るときにも使っていてかなりオススメです。
気を付けること
マスクの着用方法
初めての大学入試共通テストでマスクの着用方法でトラブルを起こし、逮捕された受験生がいたのも記憶に新しいと思います。
息苦しいかもしれませんが、鼻マスクはやめましょうね。
試験場では昼食時等を除き常時マスク着用が義務付けられています。
マスクの着用方法をもう一度確かめておきましょう。
咳・くしゃみの仕方
なんと、咳やくしゃみの仕方まで説明がありました!
咳・くしゃみをする際は、マスクを着用していても、二の腕の内側で口を押さえ、他の人から顔をそむけるようにしないといけません。
マスクをしているから、普通通りに咳・くしゃみをしてしまうと、試験官に注意されてしまうかもしれません。
服装
着脱可能な防寒対策をしておきましょう。
分厚いセーターを1枚だけという服装をすると、会場の暖房が効きすぎている場合、暑くて集中できなくなります。
しかも脱ぎたくても脱げない服装なので、試験が終わるまで我慢するしかありません。
カーディガンなど試験中でも脱げるような服装を心がけましょう。
まとめ
チェックリストを作ってみると、結構持っていくものが多いんですよね。
薬剤師国家試験の当日は、何が起こるか分かりません。
不測の事態に備えて、前日までにはしっかりと持ち物を準備しておきましょう。
準備が終わったら、試験までラストスパートをかけましょう!
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